FlutterFlowのアニメーションを基礎から解説
FluttetFlowでは、普段使用するアプリのように複雑で、高度な機能を作成することができます。そこで今回はFlutterFlowのアニメーションの種類や、具体的な設定方法を解説していきます。
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アニメーションの基本
FlutterFlowのアニメーションは要素に対して、「どのような動きをするのか」「いつするのか」「何秒間かけて動くのか」などのパラメータの設定が必要です。
今回はよく使用するアニメーションを紹介し、実際の設定方法を解説します。
アニメーションの種類
FlutterFlowには11個のアニメーションがあります。今回は、その中での主要な3つのアニメーションをご紹介します。
Fade
フェードは、徐々に表示されていくアニメーションです。
画面が表示される際にフワッとした不透明な状態から、透明な状態に変化していくアニメーションです。
バックエンドからのデータの読み込み時に使用されることが多いです。
他にも、画面遷移はせずに表示、非表示を切り替えるようなステップを促す際に有効なアニメーションとなります。
Slide
スライドは、ある地点から指定した地点まで移動するアニメーションです。画面の表示のタイミングでListの要素をスライドするように表示する使い方が一般的です。
Shimmer
シマーは、光沢のある効果を与えるアニメーションです。コンテンツがロードされている間や、ユーザーの注意を引きたい要素に使用されます。YouTubeやInstagramなどでも読み込み時にシマーのアニメーションが使用されています。
直感的にユーザーに読込中であることを伝えることが可能です。
アニメーションの作成
では実際にFlutterFlowでアニメーションを作成していきます。今回はスライドのアニメーションを例に解説していきます。
Slide・スライドアニメーション
まずは「Column」の中に「Container」を配置します。この要素にアニメーションを付けていきます。
今配置した「Container」を選択し、右側のパネルの「Animations」をクリックします。
「On page Load」を選択した状態で、「+ Add Animation」をクリックすると、アニメーションの候補が表示されるので、今回「Slide」を選択します。
するとパラメータを設定するパネルが表示されるので、値を変更していきます。
選択できる項目は多数ありますが、今回はx軸の初期位置のみ設定します。
Horizontal Slideの「initial position」を「-100」とします。
このアニメーションを実際に見てみると画像の様な動きになります。
ーページが読み込みされたタイミングで、-100の位置から600msかけてもとの位置に動く
Slide・スライドアニメーション応用
では、今作成したアニメーションを更に応用していきたいと思います。
まず、Page Stateを作成します。Statement Managementから、Field Nameを「contest」としTypeを「String」と設定します。また、Is Listにチェックを入れ、「Add Item」をクリックし、4つitemを作成しておきます。
次に、先ほどアニメーションをつけたContainerが入っている、Columnを選択し、「Generate Dynamic Children」をクリックします。Variable Nameを「ContentList」とし、Value→「Page State」→「Contents」とします。
Containerを選択し、「Delay」の項目を変更していきます。
Delay(ms)の横のアイコンをクリックし、「Code Expression」を選択します。
「+ Add argument」→Typeを「Integer」にし、Valueを「ContentList」とします。
その後、「Expression」のフィールドに、「var1 * 100」と入力し「Check Error」します。
エラーが検出されなければ、「UI Builder Display Value」に”1″と入力し、「Confirm」をクリックしてください。
この設定で、テストモードを見てみると以下のようなアニメーションになります。
1つ目のitemは、100msの遅延となり、2つ目は200msの遅延となります。ずらして表示したい場合は、遅延を活用することで実装することができます。
任意のタイミングでアニメーションを開始するには?
ここまで、アニメーションの基本的な使い方を解説してきました。ページ読み込み時に自動的に開始されるアニメーションを解説してきましたが、FlutterFlowでは好きなタイミングでアニメーションを開始することもできます。簡単に設定の2ステップをお伝えします。
アニメーションの設定
これまでは、「On page Load」の項目にアニメーションの設定を行ってきましたが、任意のタイミングで開始したい場合は、「On Action trigger」に設定します。
開始アクションの追加
次にボタンなどを設定しておき、そのアクションとして「Widget Animaton」とすることで、そのボタンを押した時にアニメーションをスタートする、といったことができます。
さいごに
FlutterFlowでは、他にもLottieなどを利用したアニメーションの追加方法があり、高機能なアプリケーションを作成することができます。ぜひ今回の記事をもとにアニメーションを活用した開発を行ってみて下さい!
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