【2023年最新】ChatGPTとは?企業向け活用事例13選!プロンプト例も!

2022年の11月にリリースされ、公開2ヶ月でユーザー数1億人を突破したChatGPTですが、皆様活用しておりますでしょうか。

野村総合研究所(NRI)が、関東に住む15~69歳を対象に行ったネットアンケート調査によると、回答者の61.3%がChatGPTを認知しているものの、利用したことがあるのは12.1%とのことでした。

Web版だけでなくアプリ版も公開されている今、ChatGPTをどのように活用していけばよいのでしょうか。

本記事では、日本企業での活用事例も紹介しながら、ChatGPTの可能性について探っていきます。

目次

ChatGPTとは?

ChatGPTはこちらから

ChatGPTとは、OpenAIが公開した人工知能を使ったチャットボットです。

他のAIチャットボットと比較して、回答精度が高く、利用者も増加し続けています。

もともと小説やゲームの文章を生成する目的で作られたGPTという言語モデルが基になっています。

そのため、インターネット上の膨大な情報を学習し、人間と話しているかのような自然な会話ができるのが特徴です。

プログラミングのコーディングや文章の作成・校正などプライベートからビジネスシーンまで幅広い用途があり、活用範囲が広いことでも注目されています。

また、現在1億人以上のユーザー数を有しているというデータもあり、史上最速で成長しているアプリといえるでしょう。

従来のチャットボットとの違いとは?

従来のチャットボットとの違いは、あたかも人間と会話しているかのように自然な会話ができる点です。

チャットボットとは、入力したテキストに合った回答を選択するチャットサービスのことです。

チャットボットは文字がどのような意味なのかを認識しておらず、事前に作成してある回答の中からユーザーニーズに合わせた回答を選択する仕組みになっています。

一方、ChatGPTにはAI(人工知能)が用いられているため、過去のテキストやデータから自己学習し、どのような情報がほしいのかを判断し回答します。

そのため、対話を重ねることでより自然な会話が可能になる、という点が従来のチャットボットとの大きな違いです。

また、ChatGPTを組み込んだアプリ開発なら株式会社LANDESTにお任せください。

AIを使った英語学習アプリやメンタルヘルスケアアプリなど、多様なニーズに対応可能です。

企業におけるChatGPTの活用事例14選

  • 1. 質問応答
  • 2. 文章生成
  • 3. 文章の改善
  • 4. コーディングのサポート
  • 5. マニュアルの自動作成
  • 6. 履歴書の自動作成
  • 7. 炎上対策
  • 8. 調査や分析
  • 9. カスタマーサポートの自動化
  • 10. メールやメルマガの作成
  • 11. SNSの運用
  • 12. ブレインストーミング(アイディア出し)
  • 13. 翻訳
  • 14. 事務サポート

1. 質問応答

1つ目は、質問応答です。

ChatGPTを活用することで、ユーザーの質問に対する適切な回答を生成できます。

回答範囲は広く、一般的な知識から専門性の高い分野に関する質問まで、幅広い質問への対応が可能です。

ただ、注意点としてChatGPTは過去のテキストやデータなどの学習データに基づいて対応するため、最新の情報やあまりにも専門性の高い内容に関する質問へは、適切な回答ができない可能性もあります。

※ChatGPTが持つ情報は2021年9月までという制約があります。

【プロンプト例】

〜について教えてください。その際、情報ソースも必ず明示してください。

2. 文章生成

2つ目は、文章生成です。

文章の生成は、ChatGPTの代表的な活用方法でもあります。

例えばウェブサイトやブログの記事作成において、いくつかのキーワードやテーマを与えると、ChatGPTはそれに基づいて自動的に文章を生成します。

また、特定の内容や見出しを指定することで、指定した内容に基づいた詳細な文章の生成も可能です。

そのため、ライティングのアイデアや原本の作成に利用する方も少なくありません。

ちなみにFlutterFlow Cafeでは、ChatGPTを使ってこのような記事を書いてみました(画像をクリックすると記事に飛びます)。

chatgpt-3

【プロンプト例】

FlutterFlowについて記事を書いてください。構成は以下です。
h2:〜
h3:〜

#注意点
・中学生でもわかる内容にしてください
・情報ソースも必ず記載してください
・冗長表現(〜ことができます)は避けてください

3. 文章の改善

3つ目は、文章の改善です。

ChatGPTでは、与えられた文章を改善するための提案を生成することも可能です。

また、単純な文章の改善だけでなく、文法やより的確な語彙などさまざまな形での改善もできます。

自分が書いた文章の改善へのフィードバックを得られるため、ライティング技術向上に役立つでしょう。

4. コーディングのサポート

4つ目は、コーディングのサポートです。

ChatGPTは、プログラミングのコードを記述することも可能です。

JavaScriptやC言語など特定のプログラミング言語を指定し、行いたい処理を入力すれば、それに合わせたコードを記述してくれます。

ChatGPTが記述するコードは完璧ではないこともありますが、雛形としては十分役立つため、作業の効率化に期待できるでしょう。

また、ChatGPTを用いることで既存のコードの問題点も指摘してくれるため、コードが正しいかどうかの判別にも使えます。

5. マニュアルの自動作成

5つ目は、マニュアルの自動作成です。

ChatGPTは、高品質なマニュアルを自動で作成することも可能です。

膨大な情報を基に最新の情報を反映したマニュアル作成ができるため、人間が作成する場合に比べてより効率化できます。

また、企業ごとの案件に内容や形式の変更、企業の保有データの活用などマニュアルのカスタマイズ性が高いという特徴もあります。

6. 履歴書の自動作成

6つ目は、履歴書の自動作成です。

書きたい内容や経歴などのデータを入力することで、履歴書を作成する手間を省けます。

キャッチコピーや紹介文からレジュメの作成まで自動で行ってくれるほか、企業ごとに入力するテキストをいくつか変更するだけで、それぞれの企業にあった履歴書を作成できます。

履歴書を作成にChatGPTを活用することで、何度も書き直すことなく履歴書を作成できるでしょう。

【プロンプト例】

あなたはプロの転職アドバイザーです。
私の職務経歴と志望動機をもとに、 採用されやすくなるように、 志望動機の内容を作成してください。

7. 炎上対策

7つ目は、炎上対策です。

ChatGPTでは、SNSへの投稿にどのような問題があるかを分析し、対策することも可能です。

最近ではSNSの投稿で炎上することも多々見られますが、SNSへ投稿予定の内容を入力することで、投稿内容の問題点や炎上リスクのある部分を分析してくれます。

そのため、ChatGPTを活用することでSNSを利用するにあたって起こりうる問題を未然に防げるでしょう。

8. カスタマーサポートの自動化

8つ目は、カスタマーサポートの自動化です。

前述の通り、ChatGPTはユーザーからの問い合わせに対して自動で対応可能です。

人が対応する必要がないため、24時間365日自動で対応してくれるシステムの構築ができるでしょう。

また、24時間対応できる体制を整えることで、顧客満足度の向上・問い合わせへの対応コスト削減にも繋がります

9. メールやメルマガの作成

9つ目は、メールやメルマガの作成です。

メルマガの目的やテーマを入力することで、それに基づいた文章の生成が可能です。

文字数やユーザー層など細かい内容を指定していけば、よりニーズに合った文章が作成できるでしょう。

メールの作成に関しても、「取引先への謝罪メールを書いて」といったように指示をだすことで、その要求に合ったビジネスメールを作成してくれます。

ChatGPTを活用することで、メールの作成にかかる無駄な時間を削減できます

10. SNSの運用

10個目は、SNSの運用です。

一般的にSNSを運用する場合、こまめな更新が必要となることが多いでしょう。

特に、ビジネスでSNSを利用する際は、話題になっているトピックに対してその都度情報発信を行う必要があります。

ですが、ChatGPTを用いることで内容のネタ探しが楽になるほか、ユーザーやDMへの応答も自動で対応できます

必ずしも正しい情報とは限らない点は注意が必要ですが、SNS運用の効率化に繋がることは明白です。

【プロンプト例】

私のプロフィールを参照した上で、X(旧Twitter)の投稿ネタを作成してください。
その際、過去の投稿文章を参考にしてください。

#条件
・主な投稿テーマは〜
・〜文字以内にしてください

11. ブレインストーミング(アイディア出し)

11個目は、アイデア出しです。

ChatGPTでは、商品開発や新事業の企画などさまざまなトピックに応じたアイデア出しが可能です。

例えば、「喫茶店で秋に提供する季節感のあるメニューのアイデアを出して」といったようにChatGPTに入力することで、テーマに沿ったメニューのアイデアをいくつも提案してくれます。

既存のビジネスモデルからだと、どうしてもアイデアが枯渇してしまうことが多く、逆に新規の分野だと知見が乏しくなってしまいがちです。

ChatGPTを活用することで、従来のアイデアを越えた新しい視点からのアプローチを得られるでしょう。

【プロンプト例】

あなたは●●事業の責任者です。
新しく〜を活用した事業を企画しようと考えています。
以下の条件をもとにアイディアを5つ考えてください。

#条件
・ターゲットは〜
・予算は〜
・SWOT分析もしてください
・競合分析もしてください

12. 翻訳

12個目は、翻訳です。

ChatGPTは、英語や日本語を含む多くの言語に対応しています。

日本語から英語への翻訳、またその逆の翻訳も可能です。

そのため、海外の企業との取引や情報収集などをする際に必要な翻訳作業を効率良く行えます。

あらかじめ翻訳する文章が「何に関連する文章なのか」を伝えておくと、ニーズや文脈に合った翻訳を行ってくれます。

また、多くの言語に対応しているChatGPTは、外国語学習にも使用されるケースもあるようです。

13. 事務サポート

13個目は、事務のサポートです。

活用例としては、会議のアジェンダ作成や議事録の要約など事務作業のサポートが可能なため、日々の事務作業を効率化できます。

前述の通り、ChatGPTでは文章の生成や改善・レイアウトの提案なども可能です。

そのため、ChatGPTを活用することで、事務作業にかかる時間や労力を大幅に削減できるでしょう。

ChatGPTを活用する際の2つの注意点

ここでは、ChatGPTの2つの注意点について解説します。

  • 注意点①内容をチェックする必要がある
  • 注意点②著作権やプライバシーを侵害する可能性がある

正しく活用することで業務効率化に繋がるChatGPTですが、企業利用した際のリスクもあります。

注意点を確認して、ChatGPTを上手に活用しましょう。

1. 内容をチェックする必要がある

ChatGPTを活用する際は、必ず内容をチェックする必要があります。

なぜなら、ChatGPTの回答内容は必ずしも正しいとは限らないためです。

参照したデータや情報が間違っていた場合でも、ChatGPTでは誤りかどうかまでの判断は正確にはできません。

また、現在2021年9月までの情報を基に回答しており、古いデータの可能性もあるため情報の最新性は必ず確認するようにしましょう。

2. 著作権やプライバシーを侵害する可能性がある

ChatGPTを活用する際は、著作権やプライバシーを侵害していないかどうかを確認する必要もあります

例えば、ChatGPTにデータを送信する場合、顧客情報や企業の機密情報など外部に公開してはならない情報を含む可能性があります。

これらのデータの漏洩に繋がると、企業の信頼性に重大な影響を及ぼす可能性も考えられるでしょう。

また、社内外のユーザーからChatGPTアカウントへの不正ログインにまで発展するケースもあるため、十分注意した上で利用することが大切です。

最後に

この記事では、ChatGPTと従来のチャットボットとの違いやChatGPTの活用事例について解説しました。

ChatGPTの事例には、ビジネスから企業への利用まで幅広く活用でき、業務効率化にもつながることが分かります。

現代では、ChatGPTを活用することで、アプリ開発まで行える事例もあるようです。

しかし、ChatGPTを利用するとはいえ、初心者がアプリ開発を行うには膨大な時間やコストがかかるため、アプリ開発会社に依頼するのがベストな選択です。

株式会社LANDESTは、FlutterFlowとFlutterを用いた高品質なアプリを開発しています。

ChatGPTを組み込んだアプリ開発も可能ですので、ぜひお気軽にご連絡ください。

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