みなさん、FlutterFlow楽しんでいますか?

2023年9月13日の日本時間6時、FFDC (FlutterFlow Developer Conference)2023というイベントが開催されました。

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実は、2022年にもFlutterFlow Conferenceが開催されたのですが、オンラインのみだったかと思います。

※2022年のイベントアーカイブはこちらから

今回はNewYorkでリアル開催+配信ということもあり、FlutterFlowの盛り上がりを感じますね。

さて、早速今回のイベントを振り返ってみましたので、FlutterFlowユーザーはぜひチェックしましょう!

※キャプチャ画像は全てFFDCの動画アーカイブから取得しております。

FlutterFlowのこれまでの軌跡について

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FlutterFlowは2020年の11月に産声を上げました。

そして現在、FlutterFlowのユーザー数は75万人、これまでリリースされたアプリ数は12,000にも上るそうです。

FlutterFlow4.0

① FlutterFlow Marketplace(ベータ版)が公開

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FlutterFlow Marketplaceとは、ECサイトで物を買うように、アプリのテンプレートやパーツを売買できるプラットフォームです。

有料/無料のものがあり、動画デモンストレーションでは、実際にフィットネス系のアプリテンプレートをカゴに入れてましたね。

アプリ開発のスピードがさらに速まりそうです。

アプリテンプレートの単価も200ドルくらいだったので、100人が購入すればそれだけで食べていけそう…

② Branches(ブランチ機能)

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ブランチとは、開発の本流から分岐させて、プロジェクト本体に影響を与えることなく開発を進められる機能です。例えば、Aアプリの修正版や機能追加版などを、Aアプリのプロジェクトを編集せずに、同時並行で開発できます。

プロジェクト画面の左上の「Branches」ボタンをクリックすると、画像のようにDemo、Main、TestingBranchと分けられる機能になっています。

・ブランチの追加/削除機能

・ブランチごとの変化も簡単に比較可能

・全マージ&ブランチ履歴も確認可能

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③Testing

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テストの自動化ができる機能が追加されました。

動画内では、テスト名を入力し、テストしたい順番や機能・時間などを指定すると、自動的にテストコードが生成される様子が映されています。

④CloudFunctions

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Cloud Functionsとは、Googleが提供するFaaS(Function as a Service)で、サーバーレスでアプリを実行できます(※利用量に応じた従量課金)。

これまで、FlutterFlow上では使用できず、ローカル環境で利用するしかありませんでした。

本アップデートにより、CloudFunctionsの設定をFF上で行えるようになったようです。

⑤iPadでも開発できるように

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iPad上でFlutterFlow開発ができるアプリがリリースされるようです。

Apple Pencilにも対応しており、PCを開かなくてもラフに開発できるようになりますね。

顧客と打ち合わせしながらその場でUIを作ったり、デモアプリを見せたりとさまざまな活用方法が想像できます。

⑥ Screenshot Generator(スクショ生成機能)

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わざわざデバイスのスクリーンショットボタンを押さなくても、プロジェクト上でいつでもスクリーンショットを生成できる機能が追加されました。

画像を見てわかる通り、各デバイスのサイズに合わせたスクリーンショットを一括で生成できるほか、スクショ用のダミーデータの入力も柔軟にできるようになりました。

アプリストア用の画像に最適ですね!

App design of the year

「App design of the year」とは、FlutterFlowで作られたアプリのデザイン今年No.1を決めるアワードです。

さて、今年のFFDCで表彰されたアプリをご紹介します。

Gift it Social

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なんと…!

実は過去にFlutterFlow CafeのX(Twitter)紹介しておりました!7月のFlutterFlow Side Projectでも2位になっているアプリですね。

https://x.com/FlutterFlowCafe/status/1675115839757115394?s=20

“Gift It Social”とはどんなアプリなのか!まとめていきます。

・ギフト体験をよりスマートにするアプリ

→「誕生日だけど彼って何欲しいのかな?」をなくし、友達がほしいものの中からプレゼントを選んで送ることができる

・LINEギフトとAmazonの欲しい物リストを組み合わせたようなアプリ

・ShopifyのAPIと連携し、スムーズな購入体験を提供

Gift It Socialはこちらから!

App of the Year

”App of the Year”とは、FlutterFlowで作られたアプリの中で今年No.1を決めるアワードです。

優勝者にはiPadなど豪華景品もあるため、やる気のある方はぜひ来年応募してみましょう!

Ab.Money

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今年のApp of the Yearは、チェコの企業が開発した瞑想アプリ「AB.Money」となりました。

すでに35万人が利用しており、App Storeの評価も4.9と超高評価。

日本デバイスだとダウンロードできないみたいですが、どのようなアプリなのかまとめてみました。

・オリジナルの瞑想音楽を収録したストレス管理アプリ

・習慣化したいタスクを登録することで、習慣化サポートをしてくれる

・アプリ内で日記をつけることも可能

・タロットカード機能もあり、目標に向けてどのようなマインドで進むべきかサポート

・毎日ポジティブなメッセージを通知

AB.Moneyはこちらから!

まとめ

今回はFFDC2023の情報をまとめました!

アワード後のセクションでは、FlutterFlowの中の人の対談となっていますね。

今後もFlutterFlow Cafeでは、FlutterFlowに関する最新情報やノウハウ、アプリ開発に関する情報を発信していきます。

FlutterFlowでのアプリ開発や、開発のサポートは株式会社ランデストまで!