マッチングサイトを作る方法は?必要な機能や注意点まとめ

マッチング市場は年々右肩上がりに拡大しており、自治体も参入するなど、私たちの暮らしの中で欠かせないものとなりつつあります。特にタイムパフォーマンスを重視する若年層にとって、目的や希望をスムーズに叶えてくれるマッチングサービスは、あらゆるシーンで頼りたい存在といえるでしょう。

業界やビジネスモデルを問わず、マッチングサービスが活用される時代の潮流にのり、新たにマッチングサービスを立ち上げたいと考える方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、マッチングサイト開発にあたり、最低限必要な機能や、おすすめの開発手法について解説します。ビジネスモデル別の成功事例や開発の注意点も紹介しますので、ぜひ開発の参考にしてください。

1. マッチングサイト|最低限必要な機能

マッチングサイトには人や企業をつなぐための様々な機能が求められます。条件にあわせて検索するマッチング機能はもちろん、メッセージのやりとりや、情報を登録する機能なども必要です。

まずは最低限必要となる機能について押さえておきましょう。

目次

会員登録/会員登録解除機能

会員登録のための機能、登録を解除・退会する機能の両方が必要です。ビジネスモデルによっては、会員登録時に本人確認が必要となるケースもあります。

ノーコード/ローコードツールのFlutterFlowを使って、ログイン&新規登録機能を作る記事も公開しているので、ぜひチェックしてみてください。

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ログイン/ログアウト状態

マッチングサイトに関わらず、会員登録をするWebサイトにおいてログイン・ログアウト機能の実装は必須です。ログイン機能は第三者による不正アクセスのリスクもあるため、セキュリティ面も十分に配慮しましょう。

運営側の管理機能

利用やサービス全体の管理だけでなく、悪質なユーザーの監視、詐欺や勧誘に関わる投稿の検知・排除などもやるべきポイントです。ユーザーの安心感を高めるためにも、安全管理機能は強化しておきましょう。

マイページ機能

マイページの機能性は、ユーザーの満足度や快適性に直結します。登録した情報を編集する機能、各項目の公開・未公開選択など、ユーザービリティを考慮し、必要な機能を整理しましょう。

メッセージ機能

マッチングサイト内でユーザー同士が直接メッセージのやりとりができる機能で、特にCtoCマッチングサイトにおいては必須の機能です。メッセージに加え、手軽に反応できる「いいね」ボタンやスタンプなど、コミュニケーション機能の充実にも気を配りましょう。

恋活・婚活マッチングアプリ「With(ウィズ)」では、男性の無料会員に対してメッセージ送信数に制限をかけています。メッセージはマッチングの肝となるため、このように有料・無料会員とでメッセージ機能に差をつけるのも有効です。

FlutterFlow Cafeでは、FlutterFlowを用いてメッセージ機能を作る方法を解説しています。
気になる方は、こちらの記事をご覧ください。

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マッチング機能(案件の掲載・検索を含む)

マッチングサイトの中で、絶対に外せないのがマッチング機能です。キーワード検索、入力する条件の数、検索結果の表示方法など、マッチング機能の充実はマッチングサイトそのものへの評価につながります。

「誰をどうマッチングさせたいのか」マッチングサイトのコンセプトにも関わる部分ですので、念密に機能の中身を検討しましょう。

2. マッチングサイト開発方法は?

マッチングサイト開発は、比較的手軽な「パッケージ開発」から、時間をかけてすべてを構築する「スクラッチ開発」まで、いくつかの方法があります。

最近では、ソースやプログラミングの専門的知識を必要としない「ノーコード開発」も台頭してきました。納期・費用と、理想のマッチングサイト像とのバランスを見ながら、ベストな開発手法を選択しましょう。

スクラッチ開発

スクラッチ開発とは、ゼロから新規でWebサイトを構築する手法です。自社サービスに必要な機能をゼロから開発することで、イメージ通りのWebサイトを実現できるメリットがあります。その一方で開発費用が高い・膨大な工数がかかるデメリットがあります。

開発費用は約500〜1,000万円以上を見込んでおきましょう。十分な予算と工数が必要となる分、独自性の高いサイト構築が可能なため、他社との差別化を強く打ち出したいマッチングサイトに向いています。

WordPressで構築

WordPressはオープンソースであるため、マッチングサイト開発用の無料・有料プラグインがいくつも提供されています。

こうしたプラグインを活用することで、機能を最小限に抑えた手軽な開発が可能です。

マッチングサイトでよく利用される代表的なプラグインは、会員制サイトに必要な機能を一通り備えた「Ultimate Member」、「WP-Members Membership」、プライベートメッセージングシステム「Front End PM」などです。

パッケージで構築

パッケージ開発とは、既存のシステムやパッケージをカスタマイズしていく開発手法です。一般的な開発費用の相場は100〜500万円以上とされており、スクラッチ開発に比べて、開発費用と工数を大幅に抑えることが可能です。

既に構築されたシステムを活用できる手軽さがメリットである一方、開発の自由度は少なく、独自性の薄いありきたりなシステムとなってしまうデメリットがあります。

開発会社ごとに多彩なパッケージが用意されているため、自社のサービスにマッチした最適なパッケージを選べるかどうかが成功の鍵となります。

ノーコードで開発

ノーコード開発ツールとは、プログラミング言語やシステムの知識を必要とせず、誰でも簡単にアプリケーションやWebサイトを開発できるツールのことを指します。

ノーコード開発ツールはその手軽さから、アプリやサイト開発に幅広く用いられており、個人でのマッチングサイト開発も可能となりました。

ノーコード開発ツールの代表的存在が、Google社が提供しているノーコード型モバイルアプリケーション開発サービス「FlutterFlow」です。「FlutterFlow」はシンプルな操作性により、開発費用や工数の削減を可能としながら、複雑な機能を実装できる点が魅力です。

「FlutterFlow」はクロスプラットフォームでWebアプリ、Androidアプリ、iOSアプリの同時開発が可能なため、マッチングサイトとあわせて、マッチングアプリも展開していきたい方には特におすすめです。

3.タイプ別|マッチングサイトの成功事例

マッチングサイトは、対象とするユーザーによって3つのビジネスモデルに分類されます。ここではCtoC、BtoB、BtoC、3つのビジネスモデル別にマッチングサイトの成功事例を紹介します。

CtoCマッチングサイト成功事例4選

CtoC(Consumer to Consumer)は、人と人をマッチングさせるビジネスモデルを指します。経済社会のデジタル化に伴い、シェアリングエコノミーなどの個人間取引が活性化している社会的背景から、CtoCマッチングサイトの市場規模は拡大の一途を辿っています。

■メルカリ

https://jp.mercari.com/

匿名配送システムの導入により、手軽な売り買い、安心・安全な取引を特徴とする日本最大のフリマアプリ。以前は、個人間売買といえば「ネットオークション」が主流でしたが、メルカリの登場により「フリマアプリ」という新たなジャンルが確立されました。

■ココナラ

https://coconala.com/lp/buyer

多彩なジャンルの「仕事」や「相談」をネットショッピングのように早く・簡単・お得に依頼できる日本最大級のスキルマーケット。ココナラビジネス、ココナラ法律相談など、スキルマーケット以外の事業にも派生しています。

■ジモティー

https://jmty.jp/

全国の無料の掲示板を提供するクラシファイドサイト。取引相手と直接対面して現金のやり取りを行うため、送料や手数料がかからないのが特徴です。

■akippa

https://www.akippa.com/

空いている個人の駐車場・空き地を15分〜、1日単位で提供・利用できるマッチングサービスです。akippa以降、様々な駐車場シェアリングサービスが登場しています。

BtoBマッチングサイト成功事例3選

BtoC(Business to Business)は、企業の商品やサービスを、企業へ提供するビジネスを指します。マッチングで企業と企業をつなぎ、新たなビジネスチャンスの創出をサポートします。最近では、地方自治体と企業をマッチングして社会課題を解決へと導くビジネスモデルも展開されています。

■Linkers

https://corp.linkers.net/

ものづくりの現場課題のソリューションとして、オープンイノベーションを推進させるビジネスマッチングサービスです。製造業の研究・開発・調達・生産の様々なフェーズで課題となる技術探索、リソース探索を、効率的かつ網羅的に行います。

■M&Aサクシード(旧:ビズリーチ・サクシード)

https://ma-succeed.jp/

審査された法人企業のみが利用できるビジネスマッチングサイトです。着手金や中間金なしの完全成功報酬制を特徴とし、M&A成約まで最短37日のスピード感が支持されています。

■官民クラウド

https://kanmincloud.com/

官と民をつなぐ日本初のマッチングサービスです。課題を抱える地方自治体と、自治体へアプローチしたい企業とをつなぎます。

BtoCマッチングサイト成功事例

BtoC(Business to Customer)は、人と企業をマッチングさせるビジネスモデルを指します。企業と消費者をつなぐ、という意味では、各種ECモールやショッピング型ポータルサイトなども広義でBtoCマッチングサイトに分類されます。

■Amazon/楽天市場 etc…

大手ECサイトでは、単に「欲しい商品を売り買いする」だけでなく、ユーザーの購入履歴や検索行動に合わせて、商品を厳選するおすすめ機能が充実しています。

■Indeed/ビズリーチ/タイミー(Timee)etc…

以前は転職者と企業をつなぐマッチングサイトが主流でしたが、最近では「好きな時間に、もっと働きたい人」と「人材不足を解決したい企業」とをスピーディにつなぐ求人サイトが人気です。

■SUUMO/アットホームetc…

物件の検索に加え、無償譲渡物件のマッチングサイトやアットホーム空き家バンクなど、社会問題となっている空き家の活用も進められています。

不動産0円マッチングサイト 空き家譲渡、全国に拡大|日本経済新聞

4.マッチングサイト開発の注意点

マッチングサイトを開発する前に確認しておきたい3つの注意点について解説します。

開発以外にも費用がかかる

マッチングサイトを開発する際には、開発費以外の費用も準備しておく必要があります。開発〜サイト運用の維持費まで、長い目で見た十分な予算確保が大切です。

■ドメイン・サーバーなどの維持費

サーバーは、大きく「開発」「ステージング」「本番」の3つが挙げられます。サーバーのレンタル費用相場は1,000円~数万円と幅があり、維持費に年間30万円ほどかかる場合もあるため、余裕をもって予算をみておきましょう。

ドメインにかかる費用は、新規で取得する際にかかる取得費の他、更新費、ドメインサービスを乗り換える際の移管費(手数料)などが挙げられます。ドメインの種類、ドメインサービス会社によって価格に幅があるため、どこで契約をするのか比較・検討しましょう。

■システム改修費

マッチングサイトに限らず、Webサイトにおいてシステム上の不具合やエラーは避けられません。そのため、システム改修費は必須です。改修内容にもよりますが、一般的なシステム改修費用は月10万円程度とされています。

■広告などのマーケティング費用

マッチング精度を高めるためにも、早い段階からマーケティングやプロモーションを行い、できるだけ多くのユーザーの獲得を目指しましょう。CM動画や広告の出稿など大々的なプロモーションも有効です。他社との差別化を図る手段として、タレントやインフルエンサーの起用も検討するなど、マーケティング費用を惜しまないようにしましょう。

セキュリティリスクがある

マッチングサイトは、会員情報・本人確認・決済・ユーザー同士の密なやりとりなど、機密性の高い個人情報を扱うことが特徴です。ユーザーが安心して利用できる安全なマッチングサイト開発を目指し、セキュリティ対策をできるだけ強化しておきましょう。

主なセキュリティ対策は、不正アクセスやサイバー攻撃を防ぐ「個人情報の漏洩対策」、詐欺や勧誘目的のメッセージを検出する「監視体制」、情報やデータの破損・漏洩を防ぐ「情報セキュリティ対策」などです。

セキュリティリスクは、プログラムによる「技術的脅威」に限らず、人から漏洩する「人的脅威」、何らかの原因でハードウェアが破損する「物理的脅威」も考えられます。

マッチングサイトを外部の開発会社に委託するケースでは、「人的脅威」のリスクが高まることも意識し、開発会社のセキュリティレベルに問題がないか慎重に確認しておきましょう。

まずはMVP開発を推奨

MVP(Minimum Viable Product)開発とは、必要最低限の機能のみを備えたWebサイト開発のことを指します。最低限の機能しか備えていないため、非常にスピーディに開発できるのが特徴です。

初期のWebサイトは最低限の機能に抑え、市場のニーズを図りながら、より良いサイト構築を目指すMVP開発は、無駄な開発費用や工数の削減を期待できます。

マッチングビジネスは新規参入が多い分、既存サイトに太刀打ちできず撤退するケース、想定していた成果を得られず失敗するケースも少なくありません。このようにマッチングサイトがうまくいかない場合に、早めにビジネスの舵を切り直せる点もMVP開発の大きなメリットといえます。

まとめ

本記事ではマッチングサイトの開発方法やビジネスモデル別の成功事例、開発の注意点について解説しました。

開発ツールの技術的な進化により、以前よりも手軽、かつスピーディにマッチングサイト開発が可能となりました。ノーコード開発ツール「FlutterFlow」やWordPressプラグインなどを活用すれば、プログラム言語やシステム開発の知識がない個人でもマッチングサイト開発に取り組めます。

他社に先を越されないためにも、新たなマッチングビジネスのアイデアは「ノーコード開発ツール×MVP開発」でスピーディに形にしてみましょう!

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