【FlutterFlow開発事例】買い物で失敗しなくなるアプリ!?|株式会社マリコローレ様

株式会社マリコローレ様は、衣料・雑貨・装飾品のEC事業を展開し、WEBメディアやイメージコンサルティングサロンも運営しています。

同社のイメージコンサルタント兼代表であるmarico氏は、「せっかくパーソナルカラー診断や骨格診断を受けても、その結果を日常のファッションに活かしきれないお客様が多い」という課題に着目!

この課題を解決するため、同社ではFlutterFlowを活用し、イメージコンサルティングの診断結果をもとに、ユーザーに合ったアイテムを提案するアプリ開発に乗り出しました。

同社がアプリ開発にFlutterFlowを選択した背景とは?そして、開発における工夫、今後の展望について伺いました。

株式会社マリコローレ代表取締役 金岡 茉莉子(marico)氏プロフィール

  • イメージコンサルタントとして、東京と千葉でサロンを運営。
  • パーソナルカラー診断、骨格タイプ診断、顔タイプ診断を行い、お客様に似合うファッションやメイクのアドバイスを提供。
  • ファッションプロデューサーとして、YouTubeやSNSでファッション情報を発信し、オリジナルブランドをプロデュース。

YouTubeチャンネル:「mari-colore」オトナ女子ファッション講座(チャンネル登録者3.45万人)
Instagram:mari_colore.fashion(フォロワー2.1万人)

アプリのアイディアはあるけど、実現する方法が分からない!」という方へ。
数々のアプリをFlutterFlowで開発してきた”FlutterFlow Cafe”運営会社が無料で相談に乗ります。
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目次

イメコンアプリの特徴とコンセプト

「イメコン」はユーザーのパーソナルカラー、骨格タイプ、顔タイプに基づいて、似合うファッションやコスメのアイテムを提案するアプリです。
プロのイメージコンサルタントが厳選した最新トレンドアイテムから、自分に似合うものがタイムラインに表示され、詳細なレビューを確認できます。

アプリ公式サイトはこちらから
iOS版はこちらから
Android版はこちらから
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ー早速、アプリ「イメコン」について、特徴やこだわったポイントをご紹介いただけますでしょうか。

マリコローレ様:

今回、パーソナルカラーや骨格、顔タイプで似合うものが分かり、買い物に失敗しなくなるというコンセプトでアプリ「イメコン」をつくりました。
近年多くの女性が、自分のパーソナルカラー・骨格タイプ・顔タイプを意識して服やコスメを選ぶようになっています。

こういったサービスをアプリで実現することで、女性の似合うアイテム選びが、より簡単に実現できるようになると考えています。

ー実際に開発を進めて行く中で、御社のデザインに対するこだわりを感じられました。
参考にしたアプリやベンチマークにしていたプロダクトはありますか?

マリコローレ様:

Instagram、Lemon8、LIPSのUIとUXは、デザイン面でかなり参考にさせてもらいました。

「イメコン」アプリUI画面。自分にあったファッションやコスメが直感的に分かるデザインとなっています。

ーなるほど。ターゲット層が30代から40代の女性だと思うので、その方たちがよく使うアプリからデザインを参考にしようという発想でしょうか?

マリコローレ様:

そうですね。

UIやUXに関しては、ユーザーが慣れているUIであることが使いやすさの第一条件だと思っています。

ゼロから考えるのではなく、既存のメジャーアプリのものをなるべく踏襲することがユーザーにとっての使いやすさにつながると考えました。

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開発背景に迫る!FlutterFlowでのアプリ開発を選んだ理由

ー御社では既にイーコマースも持たれていると思いますが、イーコマースアプリではなく、イメコンアプリを開発した理由は何でしょうか?

マリコローレ様:

まず、イーコマースをアプリ化しようと思わなかった理由は2つあります。

1つは単純に商品数や新作のリリース頻度が少ないこと。
もう1つは、LINE公式アカウントで商品の告知がすでにできているからです。

イーコマースをアプリ化する目的を考えた場合、大きなメリットとしては日々使ってもらえることと通知できることだと考えています。

弊社の場合、月に1回ペースの新作商品のリリース時に告知し、一気に売上を上げる通販の形態です。

LINE公式アカウントで通知すれば良く、日々使ってもらう必要はありませんでした。
ですので、イーコマースに関してはアプリ化する必要がなかったのです。

ー確かに、わざわざアプリ化する必要ないですね!

一方で、イメージコンサルティング(パーソナルカラーや骨格・顔タイプ診断など)はかなり普及が進んだものの、診断結果をもとに自分に似合うアイテムを選ぶためのフォローやサポートを目的としたサービスがまだ出てきていません

一部アナログで行われているだけで、効率的に提供されておらず、単価も必然的に高くなっている状況です。

診断結果に基づいて自分に似合うものを選べるようにするという、サポートの部分を実現するには、アプリが一つの有益な解決策だと考えました。

ーありがとうございます。
LINEMINIアプリ等の既存のツールやサービスを組み合わせて実現する方法もあると思いますが、FlutterFlowでのアプリ開発を選んだ理由は何でしょうか?

マリコローレ様:

アプリ化した方がUIUX面でより優れていることは間違いないというのと、アプリ化するコストがFlutterFlowによって劇的に下がっている点が理由です。

例えば、プロトタイプを作るのに3,000万〜5,000万かかってしまうと、既存のツールを組み合わせてやっていこうという判断になっていたと思います。

それが、500万円から1,000万円で実現できるのがFlutterFlowの強みですよね。

イメコンアプリの集客と運用!4つのステップの相乗効果で効率的な集客を目指す


ー今後、LINEなどでアプリの集客を行っていく予定についてお話をお伺いできればと思います。 

マリコローレ様:

アプリの集客については主に4つのステップを考えています。

1つ目は、自社のサロンで過去に診断したお客様およびこれから診断するお客様に案内していくステップです。

2つ目のステップでは、YouTube・ブログのユーザーや通販のお客様という自社のメディアでリーチできる層に案内していきます。

3つ目のステップは、他のサロン様との提携になります。

パーソナルカラー診断、骨格診断や顔タイプ診断を提供してる他のサロン様と提携をし、アプリ収益の一部を還元する仕組みです。

4つ目は、上記3ステップでリーチできない層に対し、広告を使った集客を予定しています。

ーありがとうございます。
既にリアルでお客様と知り合いになっている点が、他のスタートアップよりも圧倒的に強いところですね。

マリコローレ様:

そうですね。

弊社はメディア・通販だけでなく、店舗サロンも展開しているので、たくさんのお客様と直接つながっている点は強みかなと思います。

例えば、弊社サロンにお客様が来られた際、カラー診断後に「このカラータイプだとこういうアイテムがおすすめですよ」という提案をその場でアプリを見せながら行う予定です。

その後、「実はこのアプリは弊社が提供していて、、、」とご案内することで、熱量の高いユーザーを増やせるのではないかと考えています。

また、サブスクリプションなのでどんどん積み上がっていくという点も事業上の強みだと考えています。

低コストで柔軟なアプリ開発を実現するFlutterFlow、スタートアップと事業会社の新たな選択肢に

ースタートアップ界隈は、大型資金調達をして広告を出してユーザーを獲得するような流れを思い描いている方が多いと感じています。

FlutterFlow Cafeとしては、FlutterFlowをもっと普及させることで、リスクを抑えたアプリ・SaaS開発を推進していきたいですね。

マリコローレ様:

そうですね。
顧客基盤なし、完全にゼロからでも、(FlutterFlowなら)1,000万円ぐらいあればプロトタイプを作れます。
それで検証して、ダメならもう撤退しましょう笑。

行けそうならもっと資金調達してグロースさせていくという判断は取れるので、いわゆるザ・スタートアップ的な会社にとってもすごく有効だと思います。


逆に顧客基盤を持つ事業会社にとっても、いきなりフルスクラッチでアプリを作るとなると、金額や納期を含めてすごくハードルが高いと思います。

FlutterFlowであれば1,000万程度で作成できると思いますので、新規事業担当者の方はぜひ開発手段として検討していただきたいですね。

ーFlutterFlowだからこそ、早く、より安くという所はスタートアップに最適ですね。

マリコローレ様:

そうですね。
ただ、ローコード / ノーコード開発では、「50万〜200万円ぐらいで何でも作ってくれる!」と誤解や勘違いがよくあります。
スモールスタートは理想ではありますが、1つの事業を作っていくわけなので、もう少し予算は確保したほうが良いのではと思いますね。

約1,000万円ほどなら、補助金でもカバー可能な金額の範囲ですし、公庫からの融資でも賄えるレベルです。

スタートアップにとっても、既に顧客基盤を持つ事業会社にとってもすごく良い事業投資の一つなのかなと思っています。

ーありがとうございます。
今回、弊社(株式会社ランデスト)にイメコンアプリ開発をご依頼いただきましたが、ポジティブな点と、もう少しこうしてほしかったという改善点があればお聞かせください。

マリコローレ様:

追加の機能開発や修正がすごくスピーディーかつリーズナブルな金額で進められている点が、ご依頼させていただいてよかったと思っています。

アプリ開発では、事前にどれだけ要件の検討やデザインを綿密に詰めても、後からスタッフやお客様のフィードバックを受けて、デザインの修正や機能追加の必要性がたくさん出てくるものです。

それがフルスクラッチ開発だとコストも時間もかかりますが、FlutterFlowならどんどん追加でご依頼しても数週間で進んでいくので、PDCAを回す上ですごく助かっています。
それは事前に想定できていなかったことで、今現在進行形で助かっていますね。

改善点は特にないのですが、強いて言えば、対応可能な業務範囲がもう少しクリアになっていれば依頼しやすかったという側面はありました。
例えば、アプリを作る上でランディングページも作らないといけないと思うのですが、WEB制作もご依頼できるのかどうか、それともアプリだけなのかがわかりづらかったですね。

アプリのアイディアはあるけど、実現する方法が分からない!」という方へ。
数々のアプリをFlutterFlowで開発してきた”FlutterFlow Cafe”運営会社が無料で相談に乗ります。
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・ライブEコマースアプリ
・生成AIを使ったサービス
などなど、アイディアをまずはお聞かせください。
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ーそこはぜひクリアにさせていただきます。
最後にイメコンの今後の展望をお聞かせください。

マリコローレ様:

現在サロンで実験的に紹介をしていて、セールストークのスクリプトとマニュアルを作成中です。
それが完成したら、いよいよサロンでも本格的に紹介し、ユーザーを増やしていく段階に入ります。
自社のPV数の多いブログでも一部紹介を始めていて、2日に1人ぐらい新規のユーザー登録があり、広告費なしでもそれなりの数は集客できると踏んでいます。

アプリというバックエンドによって顧客単価が伸びれば、自社メディアにしてもサロンにも投資していけるので、相乗効果が望めます。

今後も機能追加をさせていただきたいと思っており、FlutterFlowならそれがスムーズに進むので、すごく楽しみにしています!

ー私も過去にパーソナルカラー診断を受けたことがあるのですが、受けっぱなしで特に何色が似合うかわからないまま終わってしまいました。
その点を解消できるアプリとして、本当に素敵なプロダクトに関われて、弊社としても嬉しいです。

まとめ

株式会社マリコローレ様へのインタビューから、アプリ集客のポイントやFlutterFlowを活用したアプリ開発の利点が分かりました。
広告頼りの集客ではなく、いかに顧客と直接接点を持てているかが大事になってきますね。

同社がプロデュースするアプリ「イメコン」では、ユーザーが普段から使い慣れているSNSのUIを参考にすることで、直感的な使いやすさを実現。FlutterFlowの採用により、圧倒的なスピードと低コストでリリースにこぎつけたそうです。

ただし、「安く開発できる!」と思い込むのは禁物とのこと。
事業として成立させるには、ある程度の投資が不可欠だと指摘しています。とはいえ、リスクを抑えつつ市場検証できるため、スタートアップにも事業会社にもおすすめのアプローチと言えそうです。

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